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髪老化の症状9つ。兆候を知り早期発見で老けを進行させないで

髪のパサつきやフケ、髪のうねりなど「空気が乾燥していたせいかな…」と思っていた髪の異変…。実は、髪の老化が始まっている症状のひとつかもしれません。

髪が老化するとどのように髪が変化するのでしょうか?老化の兆候やその症状についてまとめました。

一足早くアンチエイジングを行い進行を抑えるには、兆候に気づいて早期の対策が重要です。

髪の老化は早ければ20代から始まる

髪の老化は早い人で既に20代から兆しを感じ始めます。物理的にも本格的に老化の兆候が見られるのは30代から。髪の量や太さは30代にピークを迎えた後、徐々に後退し始めます。

大手化粧品メーカー”クラシエ”の調査では、20代で髪が変わったと感じた事がある日本人女性は70%にものぼります。髪の老化の兆候はほとんどが20代から始まっていると言えるのです。

この老化の初期段階である20代30代の時に、老化の兆候に気づき早く対策が打てるかどうかが分かれ道でもあるのです。

白髪が増える…年齢よりも老けた印象に

クラシエの調査では、髪にどんな変化を感じたかを聞いていると過半数の女性が訴えたのが「白髪」。

早ければ20代後半から、30代に入ると多くの方が白髪を発見する経験をするでしょう。50代にもなれば約90%の方が経験します。

色素を作れない毛穴からは白髪しか生えなくなる

10代のうちにたまに見つける白髪は、ほとんどの場合増えることはありません。何らかの原因で一部の髪の毛に色素が生み出せずに、白髪になる事がありますがいずれ元の黒髪に戻る力が残されています。

しかし、30代くらいからは加齢と共に徐々に白髪が増えていきます。白髪は老化によって細胞の機能が劣化し、黒い色素であるメラノサイトがなくなる事で発生します。

一度色素を作れなくなった毛根からは白髪しか生えなくなり、そんな毛根の老化は時間の経過と共に進行します。

進行速度には個人差がありますので、あっという間に真っ白になる人もいれば加齢と共に少しずつ白髪が増える人もいます。

髪が薄くなる…進行すると地肌が透けて見える

髪が薄くなるのは「髪が細くなる」「髪が抜けやすくなる」「新しい髪が生えなくなる」ことが主な理由です。

髪の量は30代から少しずつ減っていきますが、自覚症状がないくらいの微々たる変化である事がほとんどです。

しかし、40代になると若い頃とは違う印象に気づく人が徐々にあらわれ、50代になると具体的な悩みとして症状があらわれます。

髪が薄くなると様々な悩みが発生する

女性は男性のように頭部だけ脱毛したり部分的に薄くなるのではなく、全体的に髪のボリュームが少なくなってきます。

すると、あからさまに「ハゲ」になるわけではなく様々な悩みになります。

  • 髪がペチャンとなる
  • 分け目が薄く目立つ
  • 根元の地肌が透けて見えてくる
  • スタイリングがしにくくなる

女性ホルモン低下で悪化するびまん性脱毛症

薄毛が進行して症状が悪化するきっかけは、女性ホルモンが低下する50代前後が多いと言われています。

女性ホルモンが低下すると、髪の成長サイクルに乱れが生じたり頭皮のコラーゲンが失われる事で、抜け毛が多くなり新しい毛は生えづらくなるという症状が発生します。

男性のように一部分がツルツルに脱毛するのではなく、全体的に薄毛が目立ってしまう症状を「びまん性脱毛症」と言います。びまんとは「一面に広がる」という意味です。

特に、分け目やつむじ周りが薄くなりやすく地肌が目立つようになってきます。

髪の量が減り細くなるFAGA(男性型脱毛症)という病気

女性ホルモンが低下すると相対的に男性ホルモンが優位になり、この男性ホルモンが髪の発育に悪影響を及ぼします。

男性ホルモンが髪の発育に関係する毛母細胞に働きかける事で、毛母細胞の機能低下が起こり新しい髪は生えずに既存の髪は成長しなくなるという現象が起きるのです。

すると、髪はやせ細るだけでなく量も減少して髪の毛が薄くなります。

髪が細くなる…同じ毛量でもボリュームダウン

日本人の髪の太さは生まれた時からどんどん太くなりピークは30代後半と言われています。そして30代を過ぎると今度は徐々に細くなり、50代60代で急激に髪が細くなっていきます。

「抜け毛が増えたわけじゃないのにボリュームがなくなってきた…」そう感じた時は「細毛」が理由かもしれません。

脱毛ではなく一本一本の毛が細くなることで髪全体がボリュームダウンして、結果的には薄毛になったような印象になります。

そして髪や痩せて細くなると、根元からクタっとして髪のふわふわ感がなくなります。するとスタイリングがしにくくなり、美しい髪型を維持できなくなってきます。

さらに歳を重ねて栄養不足になると髪がパサつき弱くなり、細い髪は切れやすく余計にパサパサしてまとまりにくくなってしまうのです。

ハリやコシの減少…若々しさが失われる原点

10代の頃は「髪のハリ・コシ」があるのは当たり前で、どんな状態がハリやコシがある髪なのか実感できない事もありますよね。

「ハリ」とは強度のことで水分をたっぷり含み太く丈夫な毛の状態です。「コシ」とは弾力を指し、根元からふわっとしながらもツヤのある力強い状態です。ハリとコシがある髪が最も健康な髪と言えるでしょう。

髪の老化症状は、主にこのハリやコシが失われるところからスタートします。加齢と共に髪の発育能力も衰え、次第に髪のハリやコシは自然と失われていきます。

栄養不足で良質なたんぱく質が作られなくなり、髪がスカスカして水分を保持できなくなってくるのです。

ハリ・コシが減少してくると、細毛や薄毛になっていなくても髪全体のボリュームがなくなり貧相で痩せた印象になってしまいます。

髪のパサつき…ツヤがなく髪が絡みやすくなる

髪の老化症状の代表例と言えば「髪の乾燥、パサつき」でしょう。症状の変化に最も気づきやすいので早期に対策ができる人も多いと思います。

しかも、自宅で潤いケアができたり美容院では念入りにスペシャルケアもできるので予防方法もたくさんありますよね。

しかし、ケアして綺麗に戻っても根本的な原因を解決しない限りは、表面的なケアをしているだけで改善できていません。

髪のパサつきは、既存で生えている髪がダメージを受けて水分が足りなくなっている事もありますし、生えてくる髪の毛そのものが元々乾燥している事もあります。

何の対策もしないまま放置すると、髪内部の水分と脂質はどんどん流失して補修できないほど悪化するのでしっかりケアする事が大切です。

髪のうねり…ボコボコした髪は兆候のサイン

一本の髪の毛を指で挟んで滑らせた時、ボコボコしていたら髪のうねりが悪化する兆候かもしれません。

「昔は綺麗な直毛だったのに、最近ボコボコする髪が増えてきた」という症状があれば、髪の老化を疑ってみましょう。

加齢による髪の栄養不足・乾燥・毛穴の詰まりが原因で、髪の表面に小さな歪みが生じ悪化すると髪のうねりが目立ってきます。

ボコボコする理由は、加齢によって髪が弱くなり内部で水分と脂質のバランスが崩れる事が原因です。密度が濃い部分と薄い部分に分かれることで髪が歪みボコボコします。

ひどくなるとクネっとうねりくせ毛のような状態になり、全体的にまとまりにくい髪質になってしまうのです。

ストレートヘアがくせ毛になったら老化の証拠

くせ毛は遺伝や生まれつきなど先天性のものもありますが、ストレートヘアだったのが急にくせ毛になる後天性の症状もあります。

「雨の日に髪がくるんと曲がる」「髪質がチリチリになる」「ヘアセットしにくいほど髪がうねる」などの変化があれば、髪が老化しているかもしれません。

加齢によって毛穴に歪みが生じると、生えてくる髪は必ずうねるようになり常にウェーブがかかっている「くせ毛」に変化します。

また、十分な水分と栄養が行き渡らない状態なので構造が変化したまま、常にうねっていて広がった状態になってしまうのです。

仮に、ヘアオイルで保護したりアイロンをかけてセットしても、頭皮の状態が健康に戻らなければくせ毛は元に戻りません。

切れ毛や枝毛…髪が弱り切れたり裂けたりする

加齢と共に髪質が細くなったりパサつくと髪は強度を失うので切れやすくなります。ブラッシングで強く引っ張った衝動で切れてしまい、そこから髪内部が裂けて枝毛になったりもします。

切れ毛は真横に、枝毛は縦方向に切れると発生します。

切れ毛は放っておくと、切れた断面から水分やたんぱく質が流失し、さらに傷みが進行します。すると、髪のパサつきがさらにひどくなりより一層老けた印象になってしまいます。

フケの増加…頭皮の乾燥や毛穴が詰まりが進行

「毎日念入りにシャンプーしているのにフケが増えている気がする…」そんな症状があれば、頭皮が老化しているサインかもしれません。

フケの正体は、頭皮の古い角質が剥がれたもので老化でなくても発生しますよね。

頭皮の炎症や不潔な状態が続いているわけではないのに、理由が見当たらずフケが増えたら老化している可能性が高いでしょう。

老化によって頭皮の乾燥がひどくなると1日中フケに悩まされたり、時には大きな塊になって皮膚が剥がれ落ちる事もあります。

髪の老化現象は早期に気づくことが大切!

髪の老化には様々な症状があります。何らかの原因で偶然発生するフケや白髪などもありますが、髪に変化があれば注意深く観察する事が大切です。

髪のちょっとした変化が老化現象の始まりであれば、髪の老化は既に進行している事になるためその時点でアンチエイジング対策が必要になります。

美しい髪を長く維持するためにも、老化症状の初期発見は欠かせないのです。

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