白髪が増える原因は？白髪染めやストレスも白髪になる！

歳を取ればどんどん増えてくる白髪…。しかし、白髪が少ない人もいればあっと言う間に増えていってしまう人もいますよね。中には10代20代から始まる「若白髪」もあります。

加齢だけが原因ではない「白髪」。なぜ白髪になってしまうのかその原因を考えてみましょう。白髪の原因を知る事で、適切な対応策が見つかるはずですよ。

黒髪が白くなってしまう原因

健康な髪は毛穴の奥にある毛母細胞の働きによって作られ、メラノサイトと呼ばれる色素細胞によって黒く色がつけられています。

毛母細胞が生きている限り髪は生えてきますが、中途半端な育成になってしまい細い毛や白髪が生えてきてしまうのです。

では、黒い色をつけているメラノサイトの働きが弱くなる原因は何でしょうか？

老化による髪の成長サイクルの乱れ

多くの人が悩まされている白髪の主な原因は「加齢」です。

老化が始まると毛穴にある毛母細胞と共に色素幹細胞の働きも弱まり、メラノサイトに十分な栄養を与える事ができなくなって白髪になります。

女性ホルモンの減少が白髪を作る

女性のツヤのある肌や髪、また丸みの帯びた柔らかなボディラインを作っているのは「女性ホルモン」です。

この女性ホルモンは歳を重ねる事に分泌が増加し、20代30代の妊娠適齢期にピークを迎えます。そしてこの時期を過ぎると徐々に分泌が低下し、閉経を迎える頃には急激に減少していきます。

女性ホルモンの低下は髪の乾燥、細毛、抜け毛、白髪などの様々な不調の原因になっていきます。

ホルモンバランスが崩れる原因としては、閉経以外にも無理なダイエットによる栄養不足やストレス・睡眠不足なども含まれます。

産後は白髪が増えるタイミング

「産後に白髪が一気に増えた…」そんな悩みを抱える人も少なくありません。

その反動で、髪がたくさん抜け落ちたりいきなり白髪が発生する事があります。

しかしほとんどの場合、継続的に進行するものではありません。女性ホルモンの分泌量が落ち着いて規則正しい生活を心がけていれば、肌や髪の変化も落ち着いてきます。

使っている白髪染めが原因のことも！

白髪が目立つと老けて見えるため、白髪染め専用のカラー剤を使って染める方法は常識になっていますよね。

しかし綺麗に黒く染めても1ヶ月もすれば髪が伸びて、また根元が白くなり以前よりもさらに目立ってしまう事も少なくありません。

この行為は、天然成分のものや低刺激のカラー剤を使わないと、頭皮ダメージによって白髪を増やす結果になってしまっているので注意が必要です。

市販の安いカラー剤を使っていて、毎回頭皮がヒリヒリする…髪がどんどん傷む…という状況なら今すぐ白髪染めをやめるかカラー剤を低刺激なものに変えてみてください。

ストレスは最大の敵！精神状態も白髪の原因に…

大きな精神的ストレスを抱えた人の髪が急に真っ白になった…という話は嘘ではありません。

ストレスによる円形脱毛症も同じ原理で発生します。

ストレスは対人関係や環境による精神的なものばかりではありません。仕事の疲れが溜まっているのにインスタント食品ばかり食べていたり、夜更かしばかりしているのもストレスになります。
　

• 偏った食生活で活性酸素が増える
• 睡眠不足で疲れとストレスが緩和されない
• うつ症状や神経系の疾患を抱えている
• 更年期障害で原因不明のイライラが続く

ストレスや疲れが溜まり、自律神経のバランスを崩すような状態になれば体調不良を引き起こすだけでなく白髪の要因にもなるのです。

紫外線やシャンプーの刺激による頭皮ダメージ

「髪の分け目に白髪が多い」「頭頂部にだけ白髪が増える」などの悩みがあれば、紫外線による頭皮ダメージが白髪を増やしている恐れがあります。

頭頂部や髪の分け目は直に日光が当たる場所。紫外線によって細胞が傷つき、髪が傷んだり白髪が発生していまいます。

外出する時は日焼け止めスプレーをしたり帽子をかぶって予防しましょう。

帽子の被りすぎも白髪の原因になりやすい

帽子を被る事が白髪防止になるわけではありません。長時間にわたり帽子やヘルメットをかぶっていると白髪が増える可能性もあります。

シャンプーやスタイリング剤も頭皮に刺激を与えている

頭皮に刺激を与えるシリコンやアルコール、性能が高い界面活性剤などが入ったシャンプーやスタイリング剤は、白髪を増やす可能性があります。

スタイリング剤は頭皮につかないように使用し、シャンプーは洗浄後にすすぎ残しのないように十分洗い流して対処しましょう。

気候の変動による髪へのダメージ

「最近急に寒くなった…」「熱かったり寒かったりする…」など気候や季節が変化する時期は、風邪を引きやすかったり気分が落ち着かなかったりしますよね。

と同時に、髪も栄養不足になって弱々しくなったり白髪が増えたりするのです。

春先などは気候の変化と共に転職や引っ越しなど環境の変化によるストレスや、紫外線増加が重なるのも原因だったりします。

病気や眼精疲労による血行不良やコリ

白髪は病気が原因で増える事もあります。その場合はいくら頭皮マッサージをしても改善しないため、病気の疑いがあれば病院で治療を受ける必要があります。

その他、眼精疲労や肩こりなど頭部周辺の神経細胞が圧迫されたり、血行不良や筋肉のコリが起きる事で白髪が増える事もあります。

特定の箇所だけ生える【部分白髪】は原因が異なる

こめかみだけ…頭頂部だけ…など部分的に白髪がまとまって生える事もあります。これを一般的には「部分白髪」と言います。

なぜ部分白髪になるのでしょうか？それは白髪になっている原因が異なるからです。

他にも部分白髪の特徴は様々です。

• おでこの生え際あたりに多いのは眼精疲労が原因
• 頭頂部は紫外線ダメージが原因
• 後頭部は生理不順や不妊、ストレスなどが原因　など

また、理系の職業についている人は左脳をよく使う事から左側に白髪が多いとされ、クリエイティブなアート系の職業の人は左側に白髪ができやすいと言われています。

途中から白髪！？白髪と黒髪が混合する白髪の原因

「根元は黒いのに毛先は白い」または逆に「根元は白いのに毛先は黒い」など白髪と黒髪が混合している髪を発見した事はありませんか？

「根元が黒いのに毛先は白い」なら、途中から体内環境が改善され黒髪のもとであるメラノサイトの働きが復活したからです。

「根元は白いのに毛先は黒い」のは、髪が伸びている期間にストレスや栄養不足など何らかの悪影響がありメラノサイトの働きが鈍ったからです。

この場合は、体内環境が悪い状態のまま進行しないように生活スタイルの見直しを行うべきでしょう。

白髪予防ができない？…遺伝性の白髪

遺伝による髪への影響は正確に解明されていませんが「白髪になりやすい性質は遺伝するケースもある」事が分かっています。

白髪以外にも髪質や色、脱毛症なども遺伝しやすいと言われています。遺伝子レベルによる白髪の予防法は見つかっていません。

白髪の原因を知って正しくケアしよう

歳を取ると白髪が増える事は誰もが認識していると思いますが、ちょっとした食生活の乱れや日頃の紫外線でも白髪の原因になるなんて全く知らなかった人も多いと思います。

「子供の時から頭皮の紫外線カットなんて意識してなかった…」という人でも原因を知ることで、できる事も増えるはずです。

自分の白髪の原因に合わせてアンチエイジングケアを取り入れる事が白髪解決の近道！今の生活スタイルやダメージケア方法を見直してみましょう。